日々は楽しい♪

2009.08.23(日) タイトルなし
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「忍びの者」はかつて大映で、市川雷蔵の石川五右衛門で映画化されて話題になったが、大地が夢中になったのは、東映テレビシリーズの方の品川隆二の石川五右衛門の「忍びの者」。
とにかく渋かったね。
「忍者狩り」や「片目の忍者」を毎週見ているようなものだった。
ただ、見たのは開局間もなかったテレビ神奈川で、当時は画面はザラザラだった。
その影響で原作の「忍びの者」も買った。
作者は村山知義で理論社から出ている単行本5巻。
ところが当時(高校生)の大地には難しすぎた。戦国の事情にも疎く、さらに、テレビシリーズとは大分話が違う。
原作の主役はカシイという若者忍者で五右衛門との絡みはほとんどない。テレビシリーズの方は樫蔵という名前で超脇役だったし、カシイが惚れてるタモはテレビシリーズでは五右衛門の近くにいる。五右衛門の彼女はテレビシリーズではスズだったような…いや、鈴村由美という女優だったんだっけ?
どっちにしても鈴村由美さんは可愛かったですっ。
原作では五右衛門の彼女はマキ。
この写真は五右衛門がマキの乳を揉んでる滝平二郎さんの挿し切り絵。
なかなかのセンスの本だよね。
五右衛門はとにかくマキにぞっこんで、飯食ってる時以外はマキの乳を揉んでるのだ。
いいなあ…そんな生活…。
ところが当時は読めなくて…。
ようやく2巻の頭まで読んだところでギブアップだった。
しかし、昨今の戦国マイブームに突き動かされ、再度読み始めたら、いやおもしれえ!
活字慣れもしていたので今回は読みのペースも上がってて、今日めでたく以前中断した辺りまで来た。
「本能寺の変」の描写を、堂々めぐりで三度も書いてしまった…という作者の反省文の下りが面白くて覚えていたのだ。
「この44度という暑さのせいで頭がどうにかしてしまったのか…いや、読み返してみると、最初は南蛮寺のキリシタンたちから見た本能寺、2度目は五右衛門の体験、3度目は江戸の稗史小説家の筆をたどった…私は安心した。事実というものは、一方から見ただけでは決してわかるものではない」。
ちなみにコレ、アカハタ日曜版に連載されてたって話だよ。当時の赤旗って、なかなかモダンでハイカラであったのだなあ。
原作も面白いのだが、実は東映テレビシリーズの「忍びの者」は大地の歴史に残る面白さだった。
噂ではもう原板が残ってなくて観ることも出来ないとか…。なんたる悲しい事実よ…。
最終回のかっちょ良さといったらなかった。五右衛門対秀吉、この脚本は原作を上回っていたね。
制作陣のどしょっぽねだよな。
コレが演出ってもんだ!
コレが脚本ってもんだ!
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