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2010.03.18(木) 忍びの者

「忍びの者」三巻め、やっと読み終わった。
途中、かなりの中断があったけどね。
前にも書いたかも知れないけど、この三巻めは、「真田忍者群」というサブタイトルがついているのに、真田幸村も昌幸も出て来ない。
物語は、最近イルカ漁で話題の和歌山の太地から始まる。
そこで鯨漁をやっている若者が、後の霧隠れ才蔵。
ところが、才蔵が鯨漁のために忍術を習い始め、三好清海入道(オカマなの)と出会ったところで、九鬼水軍に吸い込まれ、朝鮮役に行ってしまう。
それから延々と朝鮮戦争の描写になる。
この小説、かつて赤旗日曜版に連載されてただけあって、著者も朝鮮の事情に明るかったようで、ハンパない詳しい描写である。
秀吉物を読んだり見たりしても、朝鮮役のことを描写してるものに出会ったことがないだけに新鮮だった。
ただ、さっぱりわからない。
想像つかないんだよね、光景が。
詳し過ぎて逆にね。
朝鮮や明の地名や人名、もう少しルビ振ってほしいし…。
それに加えてこの本、写真のように二段組み。さらに、活字組み版なんだぜえ!って、活字組み版にワクワクするのは、印刷工学科出身ゆえだと思うけどね。

さて、「忍びの者」シリーズはあと二巻。
結局、一冊丸々、ほとんど朝鮮役描写に終始したわけだけど(いやあ、村山知義さんて、緻密なんだか大雑把なんだかわからない人)、三巻ラストで、猿飛佐助、筧十蔵、海野六郎まで登場した。あとひとり、何になるのかわからない忍者がひとり。
次の本ではいよいよ真田が出て来るようだ。
かなりリアルな忍者描写な割りには真田十勇士を出してくれるこの「忍びの者」、難しいけど面白い。
四巻入る前にちょっと幕末を読まねばならないので続きはしばらくおあずけになりそうだけど…楽しみですら。
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