日々は楽しい♪

2006.06.25(日)


 今朝、「柳生新陰流極意 無刀の伝」村山知義:著を読み終えた。
 面白くなかったあ~~~~~!!
 この本は相当若い頃から読みたくて読みたくて仕方なく探していたものだったのにい~。
 村山知義といえば名作「忍びの者」の作者だ。
 「忍びの者」は市川雷蔵主演で大映で映画化されて人気を得た作品だ(らしい)。
 しかし、大地が「忍びの者」に触れたのは品川隆二主演の東映のテレビシリーズ。
 見たのは多分高校生の頃。
 開局したばかりのテレビ神奈川が放送していて、当時ざらざらに荒れた画面でしか観られなかったけど、子供の頃お袋が「品川隆二の石川五右衛門の時代劇が面白かった」と言っていたのを覚えていて、無理やり毎週観ていたのだ。
 面白かった!
 この時代劇は面白かったねえ~。
 その後市川雷蔵のを見たけど品川隆二の方が圧倒的に面白い。
 んで、原作である村山知義の小説「忍びの者」を読んだのだ。
 テレビシリーズとはかなり違ってたけど、この小説も面白かった。
 これはオススメ。
 忍者の実態を本当に克明に書いていて、それまで白戸三平でしか知らなかった忍者の知識をもっとリアルに得られたのだ。
 特にテレビシリーズでも描いてたけど「百地三太夫」の秘密がめちゃわくわくする。
 その村山知義が書いた「柳生」の本であるこの「柳生新陰流極意 無刀の伝」は同じように面白いに違いないと思って、柳生十兵衛fanのオレとしてはこの頃から読みたくて読みたくて仕方なかったのだ。
 でも「忍びの者」と違ってどの書店に行っても手に入らない。
 それがようやくネットの時代になって検索して神田の古本屋にあることを知り、6年くらい前についに手に入れたのだ。
 でも、なかなかじっくり読む機会がなくてねえ。
 頭の何ページかは一度読んだんだけど続かなくて。
 冒頭は、筆者が柳生街道を歩いた時の描写であった。
 実は「忍びの者・序の巻」の続編の「五右衛門釜煎り」では、織田信長の最後の描写が3回描かれている。その3回目の後に「ちょっと待て、織田信長の最後を私は3回も書いてしまった。耄碌したか!」みたいな一説があって、大地はえらく面白かったのだ。こういう遊びがね。
 だから「無刀の伝」の冒頭に筆者が出てきたのは、こんな遊びの文章がこの本でも楽しめると思ったのだ。
 でも!
 でもね!
 この本、小説じゃないのよ。
 村山さんが調べた柳生の資料の書き留めだったんだよ。
 あの文献にはこう書いてあった。違う文献にはこう書いてあった。
 ほとんどの小説家はこんなふうにかいてるけどオレはそう思わない、みたいなことばっかり。
 つまらんわ!
 しかも、しかもね!
 柳生のことよりその周囲のことばっかり書いてあってさ。信長とか秀頼とか家康とかナントカの方とか、全然知らないヤツとか。
 それでもまだ沢庵禅師と家光辺りなら多少十兵衛なんかにも関わってるからまだいいんだけど。
 それにしてもすぐ横道それるのよ!
 ちーーーーとも進まない。
 すぐ横道、っていうか、ほとんど横道じゃ!
 柳生のこと1ページだって続きはしない。すぐ関係ないヤツの話。
 柳生のことなんて全体の100分の一じゃ!
 しかも「多分コレが本当の話だ」ってことばっかりで、たとえば十兵衛が隠密で諸国を旅したなんてデタラメじゃ!みたいなコトばっかりかいてあるの。
 つまり。
 夢壊してるだけじゃあーん!
 それよりなにより、その事実もちっとも面白くないし、興味ないし、いや、興味は在るんだけど、なにしろむずかしくてさあ、何が書いてあるのかようとしてわからん! オレが頭悪いってのもあるか。
 おとっつぁん(村山氏)この時72歳だったらしいけど、なんかおじいちゃんがだらだらだらだらまとまらない話をしてる感じだったわ。
 それでも「柳生」好きのオレは最後まで読んだんだけど……、印象に残ってるものはひとつもないよお。
 いやあ、物凄い時間かけて読んだわ。
 で、本当に「忍びの者」は面白かったのか、もう一度読み直すことにした。
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 長げえ!
 仕事いそがしんとちゃうんかい!?
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