日々は楽しい♪

2007.06.20(水) いちと14
20070621122432
「座頭市血煙り街道」は座頭市シリーズの中でもベスト1か2だろうな
近衛ファンにしては文句なくナンバーワンだけどね
「新座頭市折れた杖」ってのもかなり大地は好き
「血煙り街道」は惜しいかなドラマがぬるい
近衛の登場シーンはすべて渋く締まっているが、あの子供絡みのドラマ部分は半端としかいいようがない
座頭市シリーズは何故か子供や赤ん坊が絡むことは多いがその中にあってもイケてない
ラストの近衛との対決シーンがチャンバラ史上かなり上位に残るだろう名シーンだけに惜しい
だが、今回の新文芸座での銀幕上映、大地に取っては初銀幕鑑賞
コレまで幾度となく見てきた作品だが、スクリーンで見ると各段に映画の味わいは深まる
これぞ映画というものだ
まんじりともせず、銀幕にかじりつくように見た
しびれた
多くは語らないし語れない
ラストの勝新、近衛の対決は涙が溢れ出た
「役目の上に慈悲はかけられん」
微動だにせず冷たく言い放つ近衛赤塚多十郎
あまりの冷酷さに泣けた
カッコいいんだよテッテ的に
気迫と情念と技、殺陣も演技も照明もカメラもセットも…コレまでのシーンから一変して緊張感に包まれる
すべてに気合いが入っているのがわかる
座頭市シリーズの対戦相手で、天知茂でも若山富三郎でも三船敏郎でもなかった気合いだ
ふたりの剣が一気に炸裂する
何も見えないほど速すぎる剣裁き
やはりもう二度と見られない対決だあ~
近衛が刺される瞬間、近衛が勝を待つ間があるがそんなものはどうでも良かった
なんどもいうけど天才ふたりの二度と見られない対決なのだ
近衛が去ったあとに崩れる市…雪の上に残る近衛の腕から垂れた血のりの後…
そこでエンドマークが出てほしい

上映後飲まずにいられなかった
それも思い切り庶民的な居酒屋で
何度も何度も言うけどもうこのふたりの対決は二度と見られない
近衛没後30年、勝新没後10年
だが、この「血煙り街道」が実現され残ったコトに感謝すべきなのか
コレを越える魅せる時代劇が現れない事にも苛立ちを感じる

/

TOP
Copyright © 2005 『大地丙太郎Web』 All Rights Reserved.
 
Powered by FC2